ショック4種類とその鑑別
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ハンブルグ中央駅に去年いったときの写真。おんぼろiPhone SEで撮影。
とりあえず自分のメンタルをきれいに保つためにヘッダー写真ぐらいはきれいな写真にしておきます笑
前提知識としてショックとはなんぞ~みたいな話は以下のリンクからどうぞ。*1
★ショックの鑑別
循環血液量減少性ショック
・出血性ショック:外部要因のせいで循環血液量が大幅に減少することによるショック状態。
循環動態
還流血液量↓=心拍出量↓
→代償的に心拍数↑
血圧維持のために末梢血管抵抗↑
要因
・出血
・脱水
・血管透過性亢進:広範囲熱傷・汎発生腹膜炎・急性膵炎・イレウス・低栄養
など
心原性ショック
血液分布異常性ショック
病態など
原因はまだ不明(らしい)
末梢血管抵抗が減弱するので、
酸素利用が障害される
=
・酸素運搬料(=cardiac index, hemoglobin, saO2, PaO2)
・酸素消費量
・酸素摂取率
のいずれかに障害がある状態となっている。
要因
・神経原性(脊髄損傷)
・感染症(敗血症)
・急性腎不全
心外閉塞・拘束性ショック
緊張性気胸、タンポナーデ、肺塞栓が代表例。
病態など
主に
・出血*2
・脱水
・血管透過性亢進(熱傷、炎症)
で起こる。
これらにより
・心拍出量↓
・前負荷↓
・心収縮力↑
・心拍数↑
・末梢血管抵抗↑
となる。
要因
・主要心血管閉塞(急性大動脈解離・肺血栓塞栓症)
・胸腔内圧上昇(緊張性気胸)
・心圧迫(心タンポナーデ)
・血管圧迫