国試で覚えておくべき腫瘍マーカーのまとめ
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症例で腫瘍マーカーは重要なヒントに!
どーも、アイキャッチ画像に自分が旅行先でとった飛行機とか風景とかを無駄に使いがち、ちっぷです(*^。^*)
本日は国試で覚えておきたい腫瘍マーカーをまとめました。
本日の1対1対応
- α-フェトプロテイン:肝細胞癌 (hepatoma)、卵黄嚢腫 (yolk sack tumor)
- β-hCG: 胞状奇胎 (hydatidiform mole)、絨毛癌など(gestational trophoblastic tumor)
- CEA (carcinoembryotic antigen): 結腸直腸がん (colorectal carcinoma)、膵がん (pancreatic carcinoma)、胃がん(gastric carcinoma)など消化器系の癌、乳がん (breast carcinoma)など、幅広い非特異的なマーカー。消化管など内胚葉(endoderm)から発生する癌に多く見られる。
- S-100: 悪性黒色腫(melanoma)や星細胞腫(astrocytoma)、カルチノイド腫瘍 (carcinoid tumor)を含む神経内分泌腫瘍 (neuroendocrine tumor)など
- ボンベシン:神経芽腫 (neuroblastoma)、肺がん(lung cancer)、胃がん(gastric cancer)など
- PSA: 前立腺がん (prostatic cancer)
注意点としては、腫瘍マーカーは感度と特異度の観点から、初期的な診断には用いることができず、あくまで確認や治療の動向を確認するためにしか使うことができないこと。