【国試対策】特殊な培地
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暗記すべき項目が多い感染症の分野。その中でも、それぞれの病原体の鑑別のための特徴は、臨床的にも重要なのですが…
なんせややこしいし覚えにくい!
今回はその中でも、培地として特徴的だけど、あまり参考書には掲載されていないものをピックアップしてまとめました。
ジフテリア
病原体:Cornyebacterium diphtheriae
咽頭や扁桃における灰白色の偽膜を形成する(エンドトキシン放出の可能性があるため、この偽膜は破ってはいけない)。
ワクチンにより予防可能。
培地:レフレル培地(Loeffler medium)と亜テルル酸塩加血液寒天培地(tellurite agar)にて、24時間以内に灰色~黒色になる
百日咳
病原体:Bordetella pertussis
特有のけいれん性の咳発作(痙咳発作)を特徴とする。
培地:Bordet-Gengou agar
インフルエンザ菌感染症
病原体:Haemophilus influenzae
無莢膜株:中耳炎、結膜炎、気管支炎、副鼻腔炎など。
培地:チョコレート寒天培地(chocolate agar)
淋病
病原体:Neisseria gonorrhoeae
培地:NYC 培地、サイヤー・マーチン培地(Thayer-Martin agar)またはチョコレート寒天培地(chocolate agar)
これらの培地までがどこまで出題されるのかはわかりませんが…
やっぱり感染症って難しいですね(;'∀')
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参考文献
IASR 31-4 インフルエンザ菌, Haemophilus influenzae, Hib, 髄膜炎, 敗血症, 検査法, 薬剤耐性, BLNAR, Hibワクチン