細胞内カスケードの具体例
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今回は、細胞内シグナル伝達経路についてまとめていきます。
実際に臨床に置いて特に重要な反応などについても具体的に例示していきたいと思います!
チロシンキナーゼ
インスリンが細胞に反応する際に活性化するのがこの経路です。
インスリンが受容体に結合すると、チロシンの自己リン酸化が起こります。
これによりチロシンキナーゼが活性化され、様々な下流の反応が起こっていきます。
チロシンキナーゼ阻害薬を用いると、この経路を遮断するため、どれだけ血中にインスリンがあったとしてもインスリンに伴う反応は生じないことになります。
アデニル酸シクラーゼ
アデニル酸シクラーゼとその産物であるcAMPは様々な反応に関与します。
例えば、交感神経系など自律神経の活性化、腎でのカルシウム・リン酸の輸送、グルカゴンの反応がこちらに入ります。
グアニル酸シクラーゼ
グアニル酸シクラーゼはcGMPを活性化し、様々な反応に関与します。
例えば、神経系の電気シグナルや血管平滑筋の弛緩などに働きます。
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参考文献
- 内科学. 矢﨑義雄総編集. 第11版, 朝倉書店, 2017