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「医者は情報発信をすべきなのか?」について考える

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医者の情報発信は肯定されるべきなのではなかろうか

 

先日、COVID-19への対応において、医療従事者からの情報発信は重要だという考えをおこがましいながらにも書かせていただきました。

 

g2d.hatenablog.com

 

この記事では「情報発信大事!!」という趣旨な発言を繰り返すだけで終わっていたのですが、それだけだとあまり説得力もないかなぁと自分で思ったりしたので、なけなしの頭を必死に使って、その論を補強できないか考えていました。

 

その中で、「これはもしかしたら使えるかもしれない!!?」と思ったネタを見つけましたので、そちらを備忘録的に記載しておこうかと思います。

 

これをご覧になられた方が

「あ、確かにお医者さん、正しい情報を発してほしいなぁ」

と思っていただければ幸いです。

 

 

社会における医師の役割とは

では初めに、そもそも医者とはどのような職業なのでしょう。

一応これ、ちゃんと「医師法」という法律で決まっているんです。

 

医師法
第一章 総則
第一条 医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。

www.mhlw.go.jp

 

ここの「医療及び保健指導」ってイメージわきやすいですよね。

いわゆる病院にかかるときにお医者さんがしてくれる、あんな感じ。

 

ただ、問題なのはその次。ちょっと見慣れない単語がありますね。

 

「公衆衛生の向上及び増進に寄与し」

 

 

…うーんわかりにくい(*_*)

 

 

公衆衛生とは、ウィキペディア大先生によれば、

 

「集団の健康の分析に基づく地域全体の健康への脅威を扱う

 

ことを総称して表現しているようです。

 

すなわち、「患者さん1人1人を見るのみならず、社会全体の健康へもしっかりと貢献してくださいね~」という意味でしょうかね!! 

もちろん1人1人の患者さんを治療していくことが社会への健康増進へとつながるわけですが、そこをしっかりと意識したうえで医師として生きろよ!!と法律で決まっているということですね。

 

情報発信は、公衆衛生に寄与するか?

 

さて、ここで少し本題へ戻ります。

この「公衆衛生」という個所。社会全体の健康増進を行うという精神。

 

これって、お医者さんたちが情報発信をする精神を肯定しているように読めるのは私だけでしょうか??

 

正しい医療情報があれば、正しい判断ができる。

それが最終的には、社会の健康を増進することへとつながる。

 

うん。

むしろ、お医者さんたちは積極的に情報発信をしていったほうがいいのではないか??

とも思えてしまうような内容なのではないでしょうか!!

 

 

まとめ

 

というわけで、かなり無理やりなこじつけのように感じられなくもないですが( ^)o(^ )

医師法にまで立ち返れば、医師が正しい情報発信を行うことは、社会にとって重要なことなのではないでしょうか!!

少しそのような取り組みに対して自粛ムードが漂いつつありますが、このような情報発信を積極的に活用できるような社会になるといいなと思います!!